相撲の廻し(まわし)を洗濯しない理由は?イヤな臭いの取り方

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お相撲さんの廻し(まわし)は「基本、洗濯をしない」と言われています。

 

しかし、稽古していれば、当然汚れますよね!

加えて、汗だけでなく、尿漏れによる汚れが生じるケースも可能性としては十分に考えられます。

 

そう考えると、衛生面の問題からも「なぜ洗濯しないの?汚くない?」と思ってしまいます。

 

そこで今回は「相撲の廻しを洗濯しない理由は?イヤな臭いの取り方」というテーマで書いてみました。

 

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相撲の廻し(まわし)を洗濯しない理由は?

まず、何よりも気になるのは、汚れても洗濯しない理由になってきます。

基本的には以下の理由から洗わないとされていますね!

相撲の廻しを洗わない理由

  • 素材の問題
  • 洗うと生地が弱まるため
  • 験担ぎ(げんかつぎ)

 

素材の問題

 

これが、一番の理由とされています。

稽古用の廻しならばまだいいのですが、十両以上の力士が本場所の際に身に付ける廻しは、博多織などの絹の素材のみで構成されているものがほとんどです。

 

絹の素材は水洗いが難しく、非常にデリケートな物としても知られています。

なので、本場所で使用する廻し、通称、「締込み」が材質上の問題から、洗濯するのが難しいことも理由に挙げられるのではないでしょうか?

 

洗うと生地が弱まるため

 

「締込み」のような廻しは、仮に洗濯したとしても素材の劣化を招くことが多くなります。

そして、素材の劣化は、「素材が本来持っている機能の喪失」にも繋がってきます。

 

廻しを例に取ると固さです!

 

力士が身に付ける廻しはケガの防止のために固めに作られています。

ですので、素材の劣化は結果的に廻しが持つ「体の保護機能」を失うことにも繋がってしまうでしょう。

 

体の保護機能を失うことはケガに直結する問題にもなります。

その意味では身を守る目的から洗っていないケースも多いと言えるのではないでしょうか?

 

験担ぎ

 

また、験担ぎのために洗っていない場合も多いです。

 

相撲には「水入り」という言葉があります。

 

この意味は取組が長引いてしまい、互いに攻め手を欠き、行事の判断で一時中断することを指しています。

 

要するに、「水入り=苦戦している」ということです。

なので、苦戦を避けるために、験担ぎとして水洗いをしないという力士も多いのです。

 

まとめると「素材の問題」と「験担ぎ」が主な理由であります。

相撲協会などの規則でそうなっているわけではないようです。

 

それから、補足ですが、廻しを洗うのを認めていない部屋でも、例外として洗っていいケースは存在しています。

 

それは、「洗濯糊(せんたくのり)で糊付けされている場合」です。

この場合に限っては、部屋を問わずに洗うことを認めているようです。

 

廻しの多くは木綿製で出来ています。

 

新品の品でまれに、型崩れ防止の目的で糊付けされているケースが存在しています。

この場合には使う上で糊を落とす必要が生じるため、特別に許可されるというわけですね!

 

次章では、廻しのイヤな臭いの取り方について書いていきます。

 

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廻しのイヤな臭いの取り方

廻しを洗濯しない理由は前章で触れた通りです。

ただ、日常的に使用している以上、どうしても臭いが付いてしまいます。

 

それを避けるには、工夫が必要です。

工夫として、力士の間で行われているのは以下の方法になります。

廻しのイヤな臭いの取り方

  • 天日干し(てんぴぼし)にする
  • 消毒用のアルコールで清拭(きよぶき)する

 

天日干しにする

 

洗わない力士の多くが実践しているとされる方法が、天日干しです。

泥を落としてから、天日干しにすることで殺菌をしています。

 

天日干しの効果については「エフシージー総合研究所」の研究結果によると、日光の良く当たる野外に天日干しをすることで、60分後には細菌が0になったとあります。

 

この理由として挙げられているのは、太陽光に含まれる紫外線による影響です。

特に太陽が高く登る時間帯、10時~14時ぐらいが望ましいと言われています。

 

また、「花王株式会社」によると臭いの主な原因は、細菌によるともされています。

 

なので、完全に臭いを取ることは難しいです。

ですが、天日干しによる殺菌は、臭いの軽減にも繋がると言えるのではないでしょうか?

 

消毒用のアルコールを使用する

 

これも天日干しと同様に多くの力士の間で用いられているとされています。

 

天日干しの場合は、紫外線による殺菌効果が挙げられます。

アルコールの場合はより直接的な手段になりますね。

 

「花王株式会社」によると消毒用アルコールに多く用いられているエタノールには、8%程度であっても殺菌効果が認められているとの記載があります。

 

さらに濃度が濃くなっていくにつれて、その効果が高まることも確認されています。

なので、殺菌効果を期待する上で、消毒用のアルコールを用いるのは、非常に効果的であると言えるでしょう!

 

 

廻しの買い替えのタイミング

いくつかの理由から廻しを洗わない力士が多いのは前章の通りです。

 

使用し続ければ、仮に洗わないとしても痛んでくることは当然です。

ですので、定期的に変える必要があります。

 

どのくらいのタイミングで買い替えているのか?は、一般的には2~3年程度が寿命だと言われています。

 

このあたりは、擦り切れ方次第の部分が強いです。

なので、早ければ1年でダメになる。通常であれば、2~3年が寿命という事になります。

 

テレビ放映される関取は、見栄えも大切です。

なので、関取以上は、定期的に変えていることでしょう!

 


 

まとめ

以上、「相撲の廻しを洗濯しない理由は?イヤな臭いの取り方」についてでした。

 

今回のポイントは以下の通りです。

  • 相撲の廻しを洗わない理由は「素材の問題」と「験担ぎ」
  • イヤな臭いの取り方は「天日干し」と「消毒用のアルコールの使用」
  • 買い替えのタイミングは一般的に2~3年程度
  • ただし、擦り切れた場合等はもっと早まるケースも

 

「廻しを洗わないのは衛生上どうなのか?」という声は以前から挙がっていました。

ただ、こうして理由を調べてみると納得できる面もあります。

 

験担ぎはともかく、体の保護に繋がるのであれば、ある程度は仕方ない部分もあるでしょう。

力士も含めたスポーツ選手にとって体は資本です。

 

とはいっても、汚いのも、ちょっと抵抗あります…(笑)

相撲の廻しは、キレイにしてほしいですね!

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