バイトで商品を破損したら弁償するの?法律的に支払い義務ある? | トレンド総合ニュース

バイトで商品を破損したら弁償するの?法律的に支払い義務ある?

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バイトをしているときに、「誤って商品を破損してしまった」ってお困りですか??

その時、気になるのが「商品の弁償問題」です。

 

これを責任問題として考えるならば、支払い義務が生じても何ら不思議はありません。

しかし、アルバイトの立場やわざとやったわけではないことを踏まえると納得できない事も確かです!

 

そこで今回は、「バイトで商品を破損したら弁償するの?法律的に支払い義務ある?」というテーマで書いてみました。

 

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バイトで商品を破損したら弁償するの?法律的に支払い義務ある?

まず、バイトで商品を破損させた際の支払い義務については、ケースバイケースです。

次の点が弁償するかどうか?のポイントです。

バイトで商品を破損させた際の弁償のポイント

  • 通常、起こり得るミスであるかどうか
  • 就業規則に損害賠償について明記されているか否か

 

通常、起こり得るミスであるかどうか

 

これは商品を破損させた際の弁償の有無が別れるポイントです。

 

例えば、商品の破損が業務の特性上、一定以上の確率で起こる場合、損害賠償されるほどの過失ではないと判断されるケースが多いです。

 

また、東京リベルテ法律事務所の上岡弁護士によると、仕事上のリスクは会社が負担すべきものと言っています。

大きな理由は、そもそも企業は労働者を使うことで利益を得ている部分が大きいからです。

 

そのため、職務上、起きる可能性のあるミスに関しては、程度に応じて負担するべきというのが法律上のベースになります。

 

ただし、通常、起こり得ない事柄であった場合は例外となりますね!

通常、起こり得ない事柄については以下のようになっています。

通常業務内で起こり得ない事柄

  • 故意に店の備品を破壊する
  • レジのお金を盗む
  •  

    上記のポイントは、過失があるかどうかです。

    過失というのは、「注意義務に違反する状態や不注意」です。

     

    明らかに「破損」や「現金を盗む」場合は、故意があります。

    ですが、ちょっとした不注意で壊してしまった場合は故意がありません。

     

    難しい判断ですが、基本的には支払の義務はないでしょう。

    ですが、何度も同じようなミスで破損してしまった場合は、支払いの対象となる可能性も高いです。

     

    就業規則に損害賠償について明記されているかどうか

     

    会社がアルバイトに損害賠償を請求するためには、就業規則にその旨が記されているかどうか?も重要になります。

     

    ここに記載が無い場合の損害賠償請求は禁止されています。

    現場の人間が勝手に判断することは、もちろんNGです。

     

    加えて、就業規則は労働基準法に基づいて作成されていることが大前提です。

    ですから、明らかに横暴な内容の規則は無効となることも覚えておいてください!

     

    これらのことを踏まえた上で法律的に支払い義務があるかどうかに関して見ていくと電子政府の専用窓口、イーガブによれば、民法709条が該当します。

    民法709条

    「故意、又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」となっています。

     

    損害賠償を行う上での条件を満たしていれば、請求OK、満たされていなければ、請求不可になります。

    なので、結論としては以下のようになるのではないでしょうか?

    支払わなければいけないケース

    • 故意に備品を破壊する
    • レジのお金を盗む
    • 就業規則に記載されていた場合

     

    支払わなくても良いケース

    • 業務上、起こり得るミスだった場合
    • 就業規則に記載されていなかった場合

     

    次章では、支払いを回避する方法について、書いていきたいと思います。

     

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    支払いを回避する方法は?

    前章で、商品を破損してしまった場合の弁償問題についてお伝えしました。

    アルバイトの場合、よっぽどのことがない限り、支払はないというのが結論です。

     

    ですが、いざ支払いをしないといけない場合、どのように回避すればよいのでしょうか?

    支払いを回避する方法

    • 労働基準監督署に違法行為の是正申告をする
    • 裁判になった場合は必ず出席する

     

    労働基準監督署に違法行為の是正申告(ぜせいしんこく)をする

     

    前章でも触れましたが、商品を破損させた場合に損害賠償を求められたとしても支払わなくてもいいケースは存在しています。

     

    しかし、実際にそのことを会社側に伝えても聞き入れてくれない可能性はありますよ。

     

    そんな時に活用していただきたいのが是正申告(ぜせいしんこく)です。

    労働基準監督署では違法行為があったことを申告することが可能となっています。

     

    申告すれば、該当する会社に尋問や調査をしてもらうこともできます。

    これは正社員に限らず、アルバイトを含めた全労働者が対象となっています。

     

    なので、会社側に明らかな違法行為があったことが明確な場合には効果的な手段となるでしょう。

    個人での解決が困難なケースで会社側に非があるとハッキリわかっている場合には選択肢の一つに入ってくるのではないでしょうか?

     

    裁判になった場合は必ず出席する

     

    これは損害賠償に限らず、裁判になった際の注意事項でもあります。

     

    基本、どのような理由があるとしても欠席すると不利な判決が出る可能性が高くなります。

     

    代表的な例としては、会社側の主張が全面的に認められるといったことが可能性として考えられますね!

    そのため、有利な判決を勝ち取るためにも裁判が決まった際には必ず出席するようにしておいた方がいいでしょう!

     

    次の章では、給料から天引きされてしまったら、取り戻すことは可能か?について書いていきたいと思います。

     

     

    給料から天引きされたら、取り戻すことは可能か?

    まず、大前提としてですが、給料からの天引き(てんびき)は原則、禁止されています。

     

    イーガブによると労働基準法第17条(前借金相殺の禁止)と24条(賃金の支払)がこれに該当します。

    労働基準法第17条(前借金相殺の禁止)

    「使用者は前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない」

     

    17条の条項からは前貸しの債権、つまり、損害金を賃金から差し引くのは禁止されていることになり、全額支払いの観点でも違法になってしまいます。

    よって、給料からの天引きは違法行為と言えるわけです!!

     

    24条(賃金の支払)

    「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなくてはならない(一部抜粋)」

     

    上記法律を踏まえたうえで、取り戻すことが可能かどうかについてご説明させていただくと取り戻すことは可能です!

    方法としては、前章で紹介した「違法行為の是正申告」や「労働局に紛争(ふんそう)解決援助の申し立てを行う」のがベストです。

     

    全国に存在している労働局では労働者と事業主との間で紛争が発生した際、一方の申し立てがあれば、助言や指導を行ってもらうことができます。

     

    この場合には労働者が申し立てをすることで、「天引きしたお金を返すように」といった指導を行ってくれる形になります。

     

    天引きした事実がある以上は支払いを拒むことはできません。

    ですから、これが最も確実な方法になるでしょう!

     

    また、違法行為の是正申告も効果が期待できる方法になります。

    なので、現在そういったお悩みをお持ちの方は是非、試してみてくださいね!

     


     

    まとめ

    以上、「バイトで商品を破損したら弁償するの?法律的に支払い義務ある?」についてでした。

     

    今回のポイントは以下の通りです。

    • バイトで商品を破損した際の弁償のポイントは主に2つ
    • 「通常、起こり得るミスであるかどうか」
    • 「就業規則に損害賠償について明記されているかどうか」
    • 「故意に店の商品を破壊する」ことや「レジのお金を盗む」行為は損害賠償の対象
    • 支払いを回避する方法は主に2つ
    • 「労働基準監督署に違法行為の是正申告をする」
    • 「裁判になった場合は必ず出席する」
    • 給料から天引きされた場合の対処法は主に2つ
    • 「違法行為の是正申告をする」
    • 「労働局に紛争解決援助の申し立てを行う」

     

    商品を破損しても、許される人と許されない人がいます。

    その大きな違いは、信頼関係です。

     

    普段から、店長(または上司)とコミュニケーションが取れていれば、多少の破損は許されるでしょう。

    ですが、店長とうまくいっていない場合、あなたは目を付けられている可能性あります。

     

    なので、ゴマすりまでする必要はありませんが、嫌われないようにだけしておいてくださいね!

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