ウテメリンの副作用!胎児と母体への影響は?

お腹の張り止めとして処方されるウテメリン。お腹が張っている妊婦さんにとって、かかせない薬ですね。また、切迫流産・早産防止のお薬として活躍しています。

妊娠中期の妻を持つ管理人です。ウチの奥さんは、妊娠してから病院で、このウテメリンを処方されています。

現在も、お腹が張った時にウテメリンを飲んでいるのですが、先日、お風呂上がりに副作用かわかりませんが、動悸で倒れてしまいました。倒れたといっても、意識を失なわなかったので、よかったです。ですが、また動悸で倒れてしまうのかと思うと心配で仕方ありません。

今回、ウテメリンを飲んだことで、動悸がありましたが、ウテメリンを飲んでから、具合が悪そうなので、他にも副作用があるのではないかと疑問に思いました。そんな、ウテメリンの副作用について、胎児には影響ないのか、母体には影響ないのか、について調べてみました。

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ウテメリンの副作用!胎児と母体への影響

張り止めに効果があるウテメリン。早産や切迫流産に効果があると言われていますが、副作用もあります。まずは、胎児への影響について見ていきましょう。

ウテメリンの胎児への影響

医療従事者のための医療総合サイトによりますと、ウテメリンを服用することによって、胎児は、ごくまれに以下の副作用が出ます。

胎児

  • 頻脈(心拍数が増加すること)
  • 不整脈
  • 心不全

新生児

  • 頻脈
  • 心不全
  • 低血糖

副作用はどのくらいの確率で起こる?

上記の副作用ですが、具体的にどのくらいの確率で起こるのか調べたところ、頻度は不明とのことです。ただ、かなり少ないようですので、ごくまれといった表現がふさわしいでしょう。ウテメリンを販売しているキッセイ薬品工業株式会社のウテメリン錠の使用上の注意に書いてありました。

母体への影響は?

次に母体への影響についてですが、重大な副作用は以下の通りです。では、ひとつひとつ見ていきましょう。

  • 筋肉の痛み・脱力感・まれに呼吸困難
  • 汎血球減少(はんけつきゅうげんしょう)
  • 血清カリウム値の低下
  • 高血糖
  • 糖尿病性ケトアシドーシス

筋肉の痛み・脱力感・まれに呼吸困難

筋肉の痛みや脱力感・呼吸困難のことを、別名横紋筋融解症と呼びます。早期発見のポイントは、手足や肩・腰の筋肉が痛む。手・足がしびれる。体がダルい。などなど、このような症状があった場合、医師や薬剤師に相談する必要があります。

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汎血球減少(はんけつきゅうげんしょう)

汎血球減少って聞きなれない言葉ですね。血液の中には、赤血球・血小板・白血球の3つの血球がありますが、この3つの血球の、全部が減少していることを汎血球減少症と呼んでいます。

血清カリウム値の低下

血清カリウム値の低下している状態を低カリウム血症と呼んでいます。低カリウム血症の症状として、脱力感・筋肉低下・吐き気・便秘・消化管系に症状が現れます。

高血糖

ごくまれに、高血糖の症状が現れます。妊娠糖尿病の妊婦さんが、これを聞くと、「せっかくインスリン打ってるのに、ウテメリンの副作用が高血糖って矛盾してるじゃん…」って感じますよね。このあたりは、主治医に相談していただいた方が、良いと思います。

糖尿病性ケトアシドーシス

糖尿病性ケトアシドーシスは、カンタンにいうと糖尿病が悪化した状態で、インスリンが不足していることを表します。主な症状として、吐き気・腹痛・消化器系の症状・また、低血圧や動悸などになります。

 

いかがだったでしょうか?かなり難しい言葉が沢山出てしまいましたが、手の震え・吐き気・動悸・頭痛などが出てきたら、医師もしくは薬剤師に相談してください。

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ウテメリンの服用についての注意点

ウテメリンを飲むことで、胎児や妊婦にどのような影響が出るかは、前章でご紹介しました。この章ではウテメリンの服用についての注意点について調べましたので、ご覧ください。

ウテメリンはいつからいつまで投与するの?

ウテメリンを販売しているキッセイ薬品工業株式会社によると、ウテメリンは妊娠16~37週未満の妊婦でかつ切迫流産・早産を対象にしています。また、ウテメリンは、妊娠16週未満の妊婦に投与した事例が少なく、諸外国においても、妊娠16~20週未満に使用されていると記載されています。

ということで、妊娠16週未満はウテメリンは投与しないと書かれているので、妊娠16週未満の妊婦さんが、もしウテメリンを処方されている場合は、医師や薬剤師に確認してみてください。

ウテメリンを飲んで動悸がしたら、どうする?

ウテメリンを服用後、動悸がした場合ですが、横になって安静にすることが一番です。横になることで、副作用が少なくなります。ウチの奥さんも動悸したあと、5分か10分くらい横になって、楽になりましたね。

出産直前のウテメリン投与には注意!

キッセイ薬品工業のHPさんよると、ウテメリンを出産直前に投与する場合、出産直後に授乳を避けることが望ましいとのことです!どうやら、動物実験で母乳が赤ちゃんに移行されていると報告が上がっているようです。ウテメリンの成分が赤ちゃんに移行してしまうということですね。

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専門家はウテメリンを勧めていない?

前章で、ウテメリンの服用についてお伝えしました。ここまでみていくと、「ウテメリンって危険じゃないないの…?」って感じてしまいますよね。この章では、ウテメリンに対する専門家の意見を調べてみましたので、みていきましょう。

名古屋大学で産婦人科の水谷医師によると、このウテメリンは約30年前に日本国内において保険適用になったそうです。約30年前というと1980年代です。

保険適用になった背景は、早産防止のため。赤ちゃんが早く生まれることで、赤ちゃんは小さく生まれます。小さく生まれることで重度な障害が出る可能性がある。重度な障害を出さないためには、早産を防止しないといけないというのが、ウテメリンが保険適用になった背景です。

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ウテメリンは本来は喘息の薬

また、水谷医師によると、ウテメリンは元々、喘息の薬とのこと。ウテメリンは別名、塩酸リトドリンと呼ばれ、β2刺激薬と呼ばれています。β2刺激薬の役割の中に、子宮収縮抑制の効果があるので、厚生労働省が使用を許可したそうです。

ウテメリンがないと産科医が困る

子宮収縮抑制に効果があるウテメリンですが、子宮収縮の抑制は出来ても、予防する薬ではないと言っている医師もいます。結局のところ、切迫早産の最後の砦がウテメリンなので、医師はウテメリンを使ってしまいます。ですが、長期的に使うことはよくないですね。


まとめ

ここまでウテメリンについて、いろいろ調べましたが、個人的には、奥さんに使用してもらいたくないなと感じました。もちろん、早産になってしまって、赤ちゃんが早く生まれることは心配ですが、それ以上に副作用が起こることが心配です。

ウテメリンを黙認して使用している医師が多数ですが、中にはウテメリンの中止を呼びかけている医師もいます。ウテメリンの副作用が重症化されない限り、まだまだ日本での使用は許可されると思います。

とはいえ、お腹の張りで苦しい場合には有効な薬です。妊婦さんは、これらのことを理解し、担当医とも相談したうえで、ウテメリンを使用するかどうか、判断してみてください。

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